ゼネコン女子は大変?ゼネコン設計部で働くとこんな感じ

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くまみ
くまみ

ゼネコンの設計部ってどんなところかな。女性は少なそうだな。。興味あるから詳しく知りたいな。

では、実際に8年働いた筆者がゼネコンの設計部はどんなところなのか、実体験をもとにお話ししていきますね。

ゼネコンとは?

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ゼネコンとは総合建設業のこと。ゼネラルコントラクターの略で、設計から現場施工まで一貫して行うことのできる会社のことをいいます。

そのため、会社内には、設計部から施工に関わる部署までたくさんの人たちが働いていて、それらの部署と連携を取りながらプロジェクトを進めていきます。

過去の記事でゼネコンについてまとめていますのでご覧ください。

参考:ゼネコン設計部で働くってどんな感じ?

ゼネコン設計部の男女比は?

男女比は会社によって異なると思いますが、最近では設計部にも女性が増えてきました。

私の務めていた会社では、設計部全体の女性割合は15%ほど。最近でいうと新入社員10名中、女性が4人の年もありました。(年によって上下しますが。。)

ちなみに私が入社した時は、全体で100名ほどの新入社員のうち女性が10名で、そのうち設計部の女性が3人でしたので、設計部はゼネコンの中でも女性の多い部署だと思います。

ゼネコン設計部で働く女子はどんなかんじ?

私の勤めた会社では、独身女性からお母さんまで幅広い女性社員が務めていました。

最近では福利厚生がかなり整っていますので、お母さん社員には育休・産休はもちろんのこと時短やテレワークも可能です。ゼネコンは女性が長く働ける会社になってきています。

学歴は、学卒・大学院卒だと、大学院卒の女性がどちらかというと多いです。

なぜ大学院卒が多いのかに関しては後日お話ししますね。

ゼネコン設計部は女子にとって働きやすい?

はっきり言って私は「女子が働きやすい会社」だと思います。

理由は

  • 福利厚生が充実している(設計事務所と比べると手厚いです。)
  • 残業などがきちんと管理されています。
  • 女性活躍推進を掲げているので、働き方に関して意見を言いやすい。(特にお子さんがいる方)

しかし向き不向きはあります。下の項目が問題なければ大丈夫です

  • 男性が多い環境に慣れている。
  • 仕事は比較的ハード。設計が好きで体力ある人は大丈夫。
  • 現場の人を含め、いろんな業種の人と仲良くできるコミュニケーション能力がある。(見た目が怖いおじさん多いです。)

総合的に建築関係の職場の中では、ゼネコンは女性にとって働きやすい会社です。

女性でも転勤はある?

もちろんあります。

入社時に総合職として入社した場合は転勤があります。

そのほかに一般職や地域限定職などいろんな入社形態があって、そのような場合転勤はありませんが、お給料の基本給が低いことが多いです。

また、女性の場合は子供がいたりすると時期を調整してくれたり、相談できる環境がありますのでそんなに理不尽に転勤させられることは男性より少ないかもしれません。

女性でも出世できる?

もちろんできます。

特に最近では女性活躍推進を掲げている企業が多いので、管理職の女性も出てきています。実力さえあれば男性と同じく出世は可能です。

昔に比べたら男女の垣根はなくなってきていますので、上を目指したい人にとってはいい時代になったと感じています。

ゼネコン設計部女子のある1日

では、ゼネコン女子のとある1日をご紹介しましょう。

8:00 出社(出社したらコーヒーを入れたりデスクで朝ごはんを食べたりします。)

8:30 始業(朝はメールチェックして、どんどん返信していきます。)

9:00 グループミーティング(週一回グループ内でミーティング)

9:30 図面チェックをして後輩に修正をお願いする。(図面に赤ペンでチェクを入れて新入社員などにAutocad等で修正をしてもらいます。)

10:30 午後からの定例会議資料を作成。(議事次第や資料を作成。word、excel、illustrator、photoshopなどいろんなソフトを使います。)

12:00 ランチ(社内に食堂があるのでそこでランチ)

13:00 定例会議のため建築主の会社へ向かう

14:00 定例会議スタート(会議の進行やまとめ役は意匠設計担当者が行うことが多いです。)

17:00 会社に戻って、定例会議の議事録を作成したり、依頼された検討事項をまとめるためにメーカーに電話をかけまくったりします。

17:30 定時(ですが終わらないことが多いです。もちろん事前に予定が入って入れば帰ることもあります。)

19:30 なんだかんだ作業を切りのいいところまでまとめて終業。帰宅。

これは平均的な1日といったところです。

多忙な時と暇な時があり、帰宅時間にはかなり差があります。もちろん予定があれば帰れますのでそこのあたりは他の会社と大差ないと思います。

まとめ: ゼネコン設計部には女子が働きやすい環境が整っています。

建設業界は女子には大変な業界だというイメージがありますが、ゼネコンに関していうと最近では環境が整ってきていて女性にとって働きやすい職場になってきています。

特に設計事務所などと比べると、残業も厳しく管理されているため残業そのものが少なくなってきています。また、女性活躍を推進している会社が多いので出世したいと考える女性は出世も可能です。

就職先に悩んでいる方の少しでも手助けになれば嬉しいです。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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